発明に関する意外に知られていない事実
アブラハム・マズローの「完全なる経営」に面白いことが書いてあった。
それは、
「発明は全て、過去に世界にあったものを組み合わせたものである。」
ということである。
これは、意外に普段意識してないことのような気がする。
発想法の本を読めば、例えば3つのワードを挙げてそこから無理矢理アイデアをひねり出す方法が書いてある。実は、この発想法は上記の事実にもとづいたものである。
ベンチャーというものがなぜどんどん生まれるのか。それは、この基本的事実があるからである。
例えば、「ニコニコ動画」というサービスがある。
このサービスは明らかに
「youtube」+「つっこみ」
という組み合わせで出来ている。
じゃあそのyoutubeはどうか?
それは恐らく
「WebTV」+「web2.0」
である。
(ウェブ2.0の一つの概念として、コンシューマーが同時にサービス提供社になるというものがある。)
じゃあ「WebTV」は?
これは、WebTV創業者も述べているが
「ネット」+「テレビ」
である。
じゃあ逆にウェブTVもyoutubeも無かった時代にいきなりニコニコ動画は生まれただろうか?
もちろん生まれる可能性はあるが、その可能性は極端に低いだろう。
まあ最初の話題からちょっとずれてしまったけど、僕が言いたいのはこういうことです。
今あるサービスになんか少し組み合わせてみよう。そしたらすごいものが生まれるかもしれないよ。
上手くいけば、アマゾン、アップル、マイクロソフトみたいに新しい市場を作れるかもしれない。
(但し、ここらへんは発想の飛び方が桁違いにすごいのだけど、でもそれでも基本的にはどれも簡単な発想の組み合わせで出来ています。)
- 作者: アブラハム・マズロー,金井寿宏,大川修二
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2001/11/30
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