富の未来

アドルフ・トフラーの富の未来を今読んだけど、特に興味深いところが2つあった。

一つは、今世界の貧困層を救う動きが活発(100ドルパソコンとか社会起業家の勃興とかね)だけど、実は貧困は過去に比べて信じられない程改善されているという事実。

18世紀初めのフランス人の平均カロリー摂取量は、1965年に世界最低だったルワンダの水準と変わらないほど低かったとか。

ルワンダがどうか良く分からないけど、少なくともアフリカとかの今の状況を見たら、当時のフランスがどれだけひどかったか想像がつきそうなものです。

それを考えると、今では36億人以上が一日あたりの生活費2ドル(貧困線というらしい)を越える水準の生活をしているのは驚異的な進歩らしいのです。

もちろん、今でも世界中で貧困に苦しむ人が居るという事実があるので、それでいいという訳ではないのだけれど、そこまで貧困は改善されて来てるんだと、自分の常識が覆されたようで驚きでした。


もう一つは、日本のサービス業は非常に非効率だとい事実。日本ではサプライチェーンのマネジメントなどを含め、製造業は世界的にトップレベルの効率性を誇ってるのだけど、物流、旅行、観光などはまだまだ非効率らしい。

確かに、日本のサービス業がメーカーに比べて全然売上が低いのが不思議だったけど、この本を読んで疑問がある程度氷解した気がする。


とりあえず、この本話題が多岐に渡ってるから色々知れて面白い。


明後日あたり、第三の波(USENの宇野社長の愛読書らしいです。)もアマゾンから届く☆早く読みたいな。

富の未来 上巻

富の未来 上巻