ダイヤモンドの真実
ダイヤモンドと言えば、高価な宝石ですね。しかしそんなダイヤモンドには秘密があるようです。
水は日本では基本的にただですよね。それは絶対量が多いからです。砂漠では水は何より高いのです。
200年前、ダイヤモンドは大変希少でした。それはブラジルのジャングルか、インドの川床からしか取れなかったからです。
しかし、それからダイヤモンドは様々な場所で取れるようになり、いまでは年間1億カラットのダイヤモンドが取れるようになっているらしいです。つまり今やダイヤモンドに希少価値はないと言えます。
ではなんで未だにダイヤモンドに価値があるのか。
その鍵はデビアスという企業にあります。
この企業はダイヤモンドの世界を支配しており、世界で採掘されるダイヤモンドの95%はこの企業を通して売られているのです。
この企業は、ダイヤモンドの需要と供給を管理し、更にその意識を強める長期的な広告キャンペーンにより、消費者にダイヤモンドは高価で希少なものという認識を与え続けているのです。
この戦略がダイヤモンドを理想的な結婚指輪としたのです。
更に、この企業はダイヤモンドの転売を防ぐために、永久的にそれを所有してもらうためのキャンペーンを行いました。
それが、
「ダイヤモンドは永遠の輝き」
という広告キャンペーンなのです。さらにダイヤモンドをちりばめた結婚指輪を「永遠のリング」として広めることによりダイヤモンドの価値を更に高めたのです。
つまりダイヤモンドの価値は、作為的に作られたものであるのです。
まあ、だからダイヤモンドは価値がないから買うなという訳ではないのですが、企業がこの様にモノの価値をコントロールして、消費者を騙すこともあるのだということは知っておくといいかもしれません。
でも、最近はダイヤモンドの供給量をコントロールするのが難しくなってきたらしいので、今後他の宝石の価値が上がるかもしれないですね。