Web2.0EXPO

Web2.0EXPOのカンファレンスが98000円するはずが、主催の粋なはからいで無料になったので行ってきた☆

基調講演はWeb2.0という言葉の提唱者であるティム・オライリーIBMやサンのITのグル(権威者)が来ててめちゃ面白かった♪

http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20361139-2,00.htm
これは基調講演でのティム・オライリーネオテニーの伊藤さんとの対談の記事

ティム・オライリーの言葉で印象に残ったのが、「日本の消費者は世界でも最高レベルだ。だから企業側は消費者の趣向やニーズにあわしてサービスを作っている」という言葉。

これって深読みしていくと、アメリカのハイテク企業は消費者のニーズや趣向などに関係なく、面白いと思ったものをどんどん公開している場合が多いという意味が裏にある気がする。

堀江さんが捕まったせいで、日本においてはハイテク企業が利益が出てないのに高値でM&Aされるということがほとんどなくなった。

でもアメリカの場合、ハイテク企業は利益が出てなくても、技術さえ優れていれば、googleマイクロソフトが高値で買ってくれる。
例:youtubeは日本円で30億円程度しか売り上げがなかったのに、1700億円もの高値でM&Aされた。


こういう抜け道があるおかげで、アメリカはハイテク企業がどんどん出るんだろうな。

もう一つ面白かったのは、サンの研究員が言っていた、
「今、伸びているサイトで高度な技術を持つサービスは少ない。しかし、高度な技術を持つ事よりも伸びているサイトであることが重要なのである。」というもの。(英語で聞いたし、メモった訳じゃないからちょっとニュアンスが違うかもだけど。。)

彼が言うには現在のウェブに関する技術は、過去に比べて随分単純で敷居の低いものになっているそうです。なかなか興味深い話でした。
(例えば、ブラウザなどは共通のフォーマットが確立して来ているし、railsなどの便利なツールが出て来ている。)

ほかにも面白かった点が2つ


1.パソコンを使ってプレゼンを行っていた人全員マックユーザーだった。

2.RailsのおかげでRubyが非常に盛り上がってる。

(ここからはちょっとマニアックです。。)
マック使ってるのはどうでもいいけどRubyRailsWeb2.0の中心を担う技術として、サンマイクロシステムズの技術者に取り上げられていたのはかなり面白い。

サンはJavaを作った会社だから、Javaには相当思い入れがあるはずなのに、Javaについてはまったく取り上げず、Rubyについてしきりに取り上げていた。サンでさえこうなのだから、アメリカ全体のハイテク企業でRubyがかなり認められているはず。


Railsというフレームワークが出たおかげで、広まったとはいえ、国産のプログラミング言語がここまで世界に認められているっていうのはすごいと思った☆